手話を表す時に音声と同時に日本語の語順に添って表現されると、ろう者と聴者の間でズレが生じる時があります。
例えば、「道草を食う」「白い目で見られる」「ここに3人しか居ない」とか言った日本語をそのまま表現してしまうと意味が伝わりません。いわゆる日本語対応手話です。
これらを「寄り道する」「じろじろ見られる」「ここに3人居る」といった内容に置き換えて手話で表す事でズレを最小限くいとめることが可能です。
ろう者は日本手話で、難聴者や中途失聴者には日本語対応手話を好む傾向があることも意識して学習していただければ幸いです。
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めぐママ (金曜日, 18 10月 2013 09:02)
日本語対応手話通訳の現場で内容を、読み取れなかったろうあ者に、フォローしているろうあ者もいます。通訳者は、現場の聴覚障害者に合わせた
手話表現が必要だ!ということに気づいていない。!
また、ろうあ者側も、通訳が付いていれば良い、、、という甘い考え方を、変えて、わからないを、わからないと言い、通訳者に、きちんと不満を、言って欲しい。それは通訳者の技術がアップするのです。
工藤 豊 (水曜日, 23 10月 2013 13:15)
めぐママ様コメントありがとうございます。手話通訳者とろう者の間にはいくつかの弊害がありそうです。ろう者も人それぞれ違いますし、日本語獲得能力の違いもあります。かたや手話通訳者は日本語を意訳して日本手話に置き換えようと努力されているかと思います。しかしながら、私の見て来た手話通訳者はほぼ日本語対応よりの手話表現の方々ばかりでした。この壁を取り払う為にも、相互の交流や研修、本音を出し合える環境の元で研鑽が必要かと思います。私も何らかのお手伝いができたらなーと日々感じているところです。